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​ごあいさつ

病院長より

 認知症は、「早期に発見し、その症状が軽い方が良い。また、その進行は遅い方が良い」しかし、「そうなってしまったら元のような脳の健康な状態には回復できない」というのが現在の治療の限界だと言われています。

 認知に歪みが出て、たとえそれが小さくても、自身や周りの状況把握が難しくなり、それにより周りの人と衝突し、協調して生活できなくなることがあります。

 このことを解決するのは容易ではなく多くの人たちが悩み苦しむことがあります。

 介護保険はご本人、ご家族や地域の人たちを援助し、これらの状況に対する解決策の一つになり、多くの方が介護認定を受け、介護サービスを受けるようになりました。

 しかしながら、介護サービスを受ける時に介護保険の限界を超え、行動制限が必要な方が存在し、ご家族や介護施設での対応が困難な場合があります。

 その時には私たち認知症治療病棟のスタッフがチームで対応し、是非皆さんのお手伝いをさせて頂きたい。

 ご本人の問題となっている状態を改善し、ご家族や施設の方々と協調して生活できるように関わるのが私たちの使命であり目標です。

学歴  

金沢大学医学部 昭和61年 卒業

金沢大学大学院医学研究科 平成2年修了

職歴 

昭和61年

 金沢大学医学部附属病院神経科精神科

平成2年

 石川県立高松病院

平成4年

 七尾松原病院 院長

平成14年

 松原病院(金沢市)社会復帰統括本部長、副院長

平成30年

 羊蹄グリーン病院

令和4年

羊蹄グリーン病院 院長

 

論文 

「エンパワーメントと地域生活支援」 

  精神障害とリハビリテーション,5(1);59-62,2001

「精神障害のある人に対する地域での自立生活を可能にするケースマネジメントと多職種チームによるアプローチの検討」

  精神障害とリハビリテーション,12(1);89-94,2008

「松原病院での統合失調症圏患者の治療における非定型抗精神病薬の使用状況」

  臨床精神薬理 7:1669-1673,2004

「新規抗精神病薬2剤併用療法の有効性と臨床効果に関する検討」

  臨床精神薬理 8:431-439,2005

「慢性統合失調症圏患者の治療におけるaripiprazoleの至適用量に関する研究」

  臨床精神薬理 14:1051-1055,2011

「うつ病患者の外来治療におけるmirtazapineの使用状況」

  ライフ・サイエンス 31:1087-1090,2011

精神保健指定医

日本精神神経学会員

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